小学校の子供の勉強で大切な2つの意識付け【アドラー心理学を考慮して】

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こんにちは。
アサノパパです。

私の子供が今年度から小学生になりました。
新型コロナウイルスの影響でいきなり小学校に通うことができなくなり、まだ小学校気分をあまり味わえていません。
そして学校で勉強できない分、通常よりも多い宿題が課せられ、宿題嫌いな我が子を如何にして宿題に向かわせるか毎日頭を悩ませています。
理論はわかっていても、なかなかマニュアル通りにいかないのが子育てです。
さて、今回はそんな勉強を始めたばかりのこどもに対する接し方について解説します。
同じような悩みを抱えている方も多いと思いますので、是非一読してみてください。

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小学校入学後は勉強の習慣づけが大切

子供の勉強

小学校に入学したら、これまでの保育園や幼稚園と大きく異なる点は「勉強」です。
それまでは勉強らしい勉強はしませんが、小学校に入ると教科書が配られ筆記用具、下敷きを購入し、毎日の時間割が正確に決められ規則正しい「勉強」が始まります。

勉強そのものをしっかりやって知識を身に付けることも大切ですが、この時期はそれよりも大切なことは「習慣づけ」です。

勉強の習慣づけ

小学校に入学すると、規則正しい生活がスタートします。
朝の集団登校に間に合うように、朝起きて歯磨きして朝ごはんを食べて、というように生活の規則正しいリズムを習慣づけていかなければいけません。
そして、毎日のように1日何時間も学校で勉強をこなし、家に帰ってからも課せられた宿題をする。
このような保育園や幼稚園ではなかった規則正しい生活がスタートします。

この規則正しい生活において、一番身に付くのが難しく、また一番大切なのは「勉強」です。
勉強という習慣はこの先十何年も続きます。
勉強する習慣がおろそかになってしまうと今後の勉強量は少なくなってしまいますが、小学校入学直後のこの時期に勉強をする習慣をしっかり身に付けれれば、今後の勉強量は多くなります。
ですので、小学校入学直後の勉強において大切なことはまず「習慣づけ」です。

考える習慣づけ

そして、二つ目に大切なことは「考える習慣」をつけることです。
これも「習慣」という言葉が付いていますが、普段から考える癖を付けることで、今後の勉強の習得度が異なってきます。
勉強をするにしても、ただ暗記するだけでは応用も効かないですし、そのうち忘れてしまう可能性が高いです。
一方、考えて勉強するようにすれば、原理原則を理解することで様々な応用を身に付けますし、忘れてしまうことも少ないです。

天才と言われるアインシュタインやエジソンも最初から頭が良かったわけではありません。
人一倍好奇心が強く、考える力が強かったのです。
その考える力が様々な知識を自然と習得させ、天才と言われるまでの頭脳ができあがったのです。

以上より、二つ目の大切なことは「考える習慣づけ」です。

子供に勉強をさせるために親として大切なこと

子供の勉強

では親としてはどのように対応すればよいか。
結論を言うと、以下の4つがポイントになります。

・親は子供の勉強の「サポート」をする
・勉強を始める前の仕掛けが勝負
・勉強意外で習慣づける
・忍耐をもって接する

親は子供の勉強の「サポート」をする

まず子供は叱りつけても勉強するようになってくれません。
叱りつけることでその場限りは勉強するかもしれませんが、翌日また同様に叱りつけることになるでしょう。

ここで大切な考え方としてアドラー心理学というものがあります。
アドラー心理学では、子供も含めて全ての人の課題に対して「誰の課題なのか?」ということをまず考えます。
そして、他人の課題に対して介入しないことを鉄則としています。
人の課題に介入することは、人の行動や成果に優劣をつけることになります。
その結果、その人は評価によって一喜一憂し、他人の評価に左右される人生を歩むことになります。
このようにアドラー心理学では人の課題に介入することは対人関係の悩みを発生させる種だとして、やってはいけないこととしています。

子育てにおいてもこの考え方は同様です。
特に勉強においてはこの考え方は重要です。
勉強は上記のとおり将来まで考慮すると習慣づけなければいけません。
叱りつけてその場限りの勉強を毎日繰り返していていても、習慣づかないばかりか、他人の評価のために勉強をするような子供になってしまいます。

大切な考え方としては「勉強は子供のタスクと考えて親は強制しない」です。
子供自身が勉強を必要なタスクとして考えれるようになることが理想です。

ただし、親として何もしてあげないという訳ではありません。
「サポート」は子供に対して積極的にするべきとしています。
アドラー心理学では、このサポートを「他者貢献」と呼んでいますが、他者貢献を積極的に行うべきとしています。
他者貢献は上記のような優劣の感情を与えず、他人の課題に介入しません。

勉強においてもサポートの形をとれば、「他人の介入によって勉強を始める」ではなく「自身の意識によって勉強を始める」に置き換わります。
そして、自然と勉強をする習慣がついていくのです。

では、具体的にサポートとは何か。
それは、環境整備です。
「子供が勉強を始めやすいように静かにしてあげる」や「子供が勉強のやる気がでるような筆記用具を買ってあげる」などです。
あくまで勉強自体は子供のタスクと考え、親としてはその勉強しやすい環境を整えてあげるようにすると良いです。

勉強を始める前の仕掛けが勝負

二つ目のポイントとして勉強を始める前の仕掛けが勝負ということが挙げられます。

実際に勉強が始まってからあれこれ親がしつけるのは良くありません。
その理由は、上記の話と同様に、子供が反発することと、子供の課題に介入することになるからです。

効果的なのは勉強を始める前に、意識づけることです。
例としては、子供が分かりやすいようなスケジュール表を一緒につくり、決められた時間に勉強を始めるような事前の工夫をするなどが挙げられます。
勉強だけでなく全ての子育てに言えることですが、子供の事前の認識づくりは非常に大切です。
子供自身が自ら行動している感覚を覚えますし、「なんでそんなことやらなあかんの」と子供が怒ることも少なくなります。

勉強意外で習慣づける

私は「考える習慣」は勉強以外で養うべきだと考えています。
結論を言いますと、アウトドアがオススメです。
以前の記事で紹介しましたが、アウトドアは子供の好奇心を刺激し、考える力を育ててくれます。

⇒子供の習い事よりも大切なアウトドア育児【最も効果のある好奇心の教育】

アウトドアで子供と活動すると、子供は五感がフルに刺激されあらゆるものに好奇心を持ちます。
「この虫はなんで小さくなるのかな」や「なんで火がついたのかな」などと単純に疑問を抱きます。
この繰り返しが好奇心をもつ子供へと育てる糧となり、結果的に考える力が育ちます。

基本的に最初から勉強好きな子供はなかなかいないので、勉強をしながら応用的な疑問を抱くということは少ないと思います。
ですので、「考える習慣」をつけるのは勉強以外の活動、特にアウトドアがオススメです。

忍耐をもって接する

最後に、親は忍耐をもって接してください。

上に書いた通り、子育てはマニュアル通りにいくことは少ないです。
親の感覚と子の感覚は全然違うため、親の感覚で子供をしつけるのは子供がついてこれず無理があります。
仕事でも、新入社員に教える際は新入社員の知識レベルで平易な言葉でゆっくりと教えなければ教育にならないはずです。
子供も一緒で子供側に親が寄り添って教えなければ、そもそも子育ては成立しません。

上で書いた勉強を教える際のポイントも、実践するには忍耐が必要です。
すぐには効果はでないため、長い目で見てあげることが大切です。
時間がかかってもよいので急がせずじっくり取り組ませるようにしましょう。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は、子供に勉強を習慣づけるポイントをいくつか紹介しました。
こどもの勉強に対しては、小学校、特に低学年の意識付けが非常に大切です。
勉強する内容も重要ですが、この時期は上に書いた2つの意識付けが重要です。
子供の勉強に悩んでいる方は是非上に書いたポイントを取り入れてみてください。
子供の成長を楽しめる余裕が出てくると良いですね。

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