子供の自己肯定感を高める6つの方法【叱らない子育ての向かう先】

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こんにちは。
アサノパパです。

本日は叱らない子育てをもう少し深堀したいと思います。
皆さんは自己肯定感という言葉をご存知ですか。
今の日本は生活豊かで幸せそうに見えて実はそうではないと思っています。
10代から30代の死因の1位は自殺です。
これは世界でも日本だけです。
これは冷静にとらえると異常状態でありますが、この状態を異常だとはあまり認識されていません。
この異常さを皆が認識し子育ての段階から改善する必要があると私は思っています。

ということで今回は子供に対する自己肯定感の話をしたいと思います。

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良くない子供のしつけが日本人の不孝に繋がる

自己肯定感

強制力をもって子供をしつけることは、子供が本来持つ純粋さや意欲、希望等の自由な感情に無理やり蓋をし、人との競争や見下し、不満等の負の感情を強める怖さがあります。

子供が親にとってふさわしくない行動したときに、親は子供に恐怖を与えることで従わせようとする時があります。
これは一見即効性があり効果がある方法と思われがちですが、子供の感情の変化を考えてみると非常に良くないことです。

例えば「パパとママはもう帰るよ」だったり「鬼さんが来るよ」と言うのは子供がすぐ従いやすく効果はあります。
子供がなぜこの言葉に従うかと言うと、恐怖心が生まれるからです。
つまり恐怖心が子供の行動をコントロールすることになります。
「パパとママがいなくなっちゃうから帰ろう」だったり「鬼が来るからやめよう」と考えるのです。

これを続けてしまうと、子供は人に認めてもらうために頑張るだとか、怒られないために頑張るとかいうように、本来の目的を考えずに行動するようになり、主体性や自尊心を徐々に無くしてしまいます。
その結果、他人に対する劣等感や不満をすぐ抱くような人になってしまい、子供が幸せになるきっかけを奪ってしまうことになります。

皆さんはSUPER BEAVERというバンドの「美しい日」という曲を知っていますでしょうか?

「もしかして幸せは 訪れるものでも待っているものでもなくて 今ここにあることに 気がつくものなんじゃないかな」

日本人の心の不自由さをズバリついた歌だと思います。
日本人は特に純粋で自由な心がないため、当たり前のことを幸せとなかなか感じることができません。
これは子育て時代からのしつけから徐々に植え付けられてきたものなんです。

自己肯定感とは

自己肯定感

上述ような問題を解決するキーワードとして自己肯定感と言う言葉があります。
自己肯定感とは「みんなから愛され必要とされている感覚」のことです。

自己肯定感が高い人は以下の特徴があります。

・人と比較しない
・挑戦する意欲がある
・他人を思いやれる
・当たり前のことを幸せと感じる
・嫌なことや自分の欠点を受け入れられる

このような人はちょっとしたことでも前向きに捉えて幸せを感じ、周りを思いやることができるのでコミニケーションもうまく取ります。

逆に自己肯定感が低いと上記の逆で、人とすぐ比較して劣等感を感じやすかったり、すぐ失敗すると思い込んで挑戦する意欲を無くしやすかったりします。
このような人は社会で生きていく上で、すぐ悩んだり、周りとコミュニケーション取り難かったりと何かと窮屈になりやすいです。

子育てにおいてはこの自己肯定感を高めるように接することが非常に重要になります。

どのように接すると自己肯定感が高まるのか

親子の接し方

以下のように子供に接することで子供の自己肯定感を高めることができます。

・子供の価値観で会話を成立させる
・ダメと言わず親が手本を見せる
・褒めずに達成感を味あわせる
・子供の失敗を責めない
・たくさんコミュニケーションをとる
・たくさんハグをする

子供の価値観で会話を成立させる

当たり前ですが、子供は親に比べ知見や世間体なんてほとんど無知であり、親の当たり前は子供に全く通用しません。
親側が子供側に話を寄せてあげないと会話は成り立たないのです。

例えば子供が服を着るのを嫌、歯磨きも嫌と何に対してもイヤイヤと言ってきたとします。
そこで親は、「早く服を着ないと出かけれないよ」とか「歯磨きをしない子は外に連れて行かないよ」と子供を注意します。

ただし子供がここで言っているのは「嫌」と言う主張ではなくて「私にかまって」という主張なのです。

子供が「私にかまって」と言ってるのに親は「早く服を着ないと出かけれないよ」と言っているのでは会話は成り立っていないですよね。
親がしつこく注意しようが会話一向にかみ合わないため、親としてもイライラし子供としてもイライラし負の循環になります。

ここでの正解は、一度子供に寄り添ってあげることです。
子供をぎゅっと抱きしめ、子供が納得するのを待ち、その後服を着させ歯磨きをすればいいのです。

ダメと言わず親が手本を見せる

「ダメ」と言う言葉はかなりネガティブな言葉です。
ダメを繰り返すと、子供が悲観的になり自信をなくします。
また、ダメと言う言葉を真似して他人をダメ呼ばわりし、思いやりがなく他人を責めるような子になってしまいます。

子供が良くない行動した場合は、ダメばかり言うのではなく、親が手本を見せ続け子供が気づくように待つということが大切です。
なかなか忍耐が要ることですが、子育てはそもそも忍耐が必要なものであります。
なるべく子供が気づくのを信頼して待ってあげ、ダメと言う言葉は子供が本当にダメな行動したときに取っておきましょう。

褒めずに達成感を味あわせる

多少は褒めることも大切ですが、褒めすぎると褒められることを目的としてしまい人の評価ばかりを気にする子供になってしまいます。
大切な事はゴールを達成すると言う目的なので、そのゴールの達成感を味わえるようにコントロールしてあげるということが大切です。

例えば、親が子供に1人で歯磨きをしてほしいと望んでいたとします。
そこで親が子供に「もうお兄さんなんだから今日から歯磨きを1人でやりなさい」と言い聞かせ、1人で子供がやった後に褒めちぎる、と言う行動よりも、絵本などで歯磨きに興味を持たせて歯磨きに対する興味を沸かせ、いざ1人で歯磨きを試みたら「これで歯磨きができるようになったね」と承認に近い言い方をしてあげた方が良いです。

達成感をたくさん味わった子供は意欲に満ち溢れます。
あれはダメこれはダメと言われても負けない位、達成感を味わせ意欲に満ち溢れる子供を育てたいものです。

子供の失敗を責めない

子供は好奇心が旺盛なので、親のヒヤヒヤする行動をとり、たびたび親に怒られます。
ここで重要なのは、子供が初めて取り組んだ事に対しては怒らないことです。

子供は知識もないので、その行動自体が失敗かどうかや世間体が悪いかどうか判断できません。
子供としては1つの挑戦なのです。
その挑戦を親の価値観でフタをしてしまう事は、子供の好奇心を阻害してしまったり、失敗が怖いと言う認識を持たせてしまいます。

ですので、初めての出来事は子供を怒らないこと。
2回目から徐々に気づかせてあげればいいのです。

たくさんコミュニケーションをとる

人が人と生きるにはコミニケーションは必須になります。
子供の頃からたくさんのコミュニケーションをとることによって、コミュニケーション社会において人と人との会話が心の安らぎとなります。
逆に子供の頃にあまりコミニケーションを取らなかったなら、人と人との会話が心苦しいものになります。

コミュニケーションとはただ単に話しかけるだけでは無いのです。
頭を撫でるや、見つめ合う、笑い合うも立派なコミニュケーションです。

言葉自体にそんなに意味はなくてもいいのでできるだけ子供に話しかけたり接してあげたりしましょう。

たくさんハグをする

コミニケーションの中でも、ハグは絶大な効果があるとされています。
言葉をかけることや頭を撫でることでは「愛」はなかなか伝わりませんが、ハグはそれが伝わります。

「愛」を伝えることで子供は愛されている感覚や必要とされている感覚を覚えます。

出かける時でいいので数秒間じっと子供を抱きしめるということを毎日心がけると良いと思います。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は子育てで重要な自己肯定感について話をさせていただきました。

日本が幸福度が低いと言う話はこの自己肯定感につながります。
日本の生活スタイルや豊かさはそこまで悪くありません。
悪いのは考え方や感性だと思います。

子育て自体はすごく大変ですぐには実践は難しいとは思いますが、徐々にで良いので自己肯定感を意識した子育てを実践していけると良いですね。

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