くよくよする、考えすぎてしまうという人が不安な感情を打ち消すための3つの良い方法

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こんにちは。
アサノパパです。

本日はつい他人の言動に対して気にしすぎてしまう人向けの話をしたいと思います。
「上司のあの言葉、自分に対する悪意があったのかな、、」だとか「明日の会議、部長が来る。嫌だなあ、、」など少しでも嫌なことがあると、気にしすぎてくよくよしてしまう。
心当たりのある方いらっしゃると思います。
私も、割と小心者で、何か問題があると考え続けてしまう癖があります。
今回はそんな方向けの、不安な感情を生まないための良い方法を紹介します。

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気にしすぎは不要な思考

心配

些細なことを気にして、あれこれ思い悩むその行為自体無駄なことです。

そんなことはわかっていても、心が不安になり思い悩んでしまうことは中々止めれないと思います。
私も同じです。
理論は分かっていても、これまで生まれ育った中でつくられた性格は簡単には変えられず、いつも悩んでしまうことが多いです。

しかし、ここではあえて、気にしすぎることがどんな弊害を生むかを整理してみます。
弊害としては、以下の2つです。

・ゴールに対して集中できなくなる
・アクションが取れなくなる

ゴールに対して集中できなくなる

不安な感情が生む思考はゴールには関係のない思考です。

例えば、報告書を急ぎで作成しなければいえないときに、「部長になんて言われるだろうな」や「なんで私がこの仕事しなければいけないのか」などの思考は報告書作成のために必要な考えではありません。
特に対人関係から来る恐怖は、不安な感情のループを発生してしまい、思考の80%以上が不安な感情で埋め尽くされて本来の仕事ができなくなるなんてこともあり得ます。
そうなると、通常の20%の効率でしか仕事を進めることができず、不十分な報告書が出来てしまったり、作成に時間がかかったりしてしまいます。

アクションが取れなくなる

不安な感情があると恐怖でアクションが取れなくなります。

周りの人間ですごくアクティブな人を想像してみてください。
そのような人は不安な感情など見せず、「自分」がすごくはっきりしているはずです。
不安がない人は自分に自信を持つことができ、アクションも躊躇なく踏み出すことができます。

しかし、不安な感情に支配されると自分を失ってしまい、アクションする際にまず「失敗した場合どうしよう」と考えるようになります。
本当は上司に報告すべき案件なのに、「怒られたらどうしよう」という不安な感情が邪魔して報告を避けるなんてことも割とよくあることだと思います。
不安な感情が発生すると、その人に対する恐怖心が邪魔して、アクションが取れなくなってしまいます。

不安な感情が消える良い方法

心配

不安な感情が消える良い方法を紹介します。

まず、大前提の考え方として、不安な感情は100%対人関係から来るものです。
例えば「なんでこんな仕事やらなければいけないのか」という悩みは、大元を探ってみると「その仕事を報告する際に怒られるのが嫌」だとか、「その仕事を失敗したときに評価が下がるのが嫌」という対人関係からくる悩みです。
また、「肌が荒れて嫌だなあ」という悩みも、大元を探ってみると「人に荒れた肌を見られるのが嫌」だとか「人にかっこよく見られない」という対人関係からくる悩みです。
もし、仮にこの世界の住人が自分一人だけだとすると、今悩んでいる全ての悩みは消えるはずです。

この前提を元に、不安な感情が消える良い方法を紹介します。

・自分の課題と他人の課題を分ける
・今に集中する
・不安な相手と直接話す

自分の課題と他人の課題を分ける

1つ目は自分の課題と他人の課題を分けるということです。

アドラー心理学では、上記のとおり全ての悩みは対人関係から来るものだとしています。
そして全ての対人関係のカードは自分が握っているとしています。
つまり、全ての対人関係のとらえ方は自分次第であり、自分の考え方を変えれば世界が変わるということです。

全くその通りだと思います。
不安な感情は自分の思考が作り出すものであり、自分の思考次第では何ともなってしまいます。

その上で、対人関係の恐怖は自身のどんな思考からくるものなのかを提示してくれています。
それは「承認欲求」という思考です。
承認欲求とは、「あの人から認められたい」だとか「いい評価が欲しい」という思考です。
このような考えは人とのコミュニケーションが当たり前の現代において当たり前の考えではありますが、実は危険な考え方であり、承認されたいという欲求が逆に人に対する恐怖心を生むとしています。

この承認欲求を打ち消すための良い方法をアドラーは提示してくれています。
それは、「自分の課題と他人の課題を分ける、そして他人の課題には一切の介入をしない」ということです。

例えば上記の「なんでこんな仕事やらなければいけないのか」という例で言うと、与えられた仕事をすることは自分の課題、その仕事や報告に対して評価を下すのは他者の課題、というように課題の分離をします。
そして、他者の課題である「仕事と報告への評価」には自分は一切介入しないようにします。
つまり、「評価は私がどうこう考えても変えれないものであり、考えるだけ無駄」と割り切ります。

この「課題の分離」の考え方は重要であり、本来のゴールへの取り組みと、関係のない他者の影響を分離する良い方法です。
そして分離した他者の影響は考えないようにすることで、不安な感情を発生させなくすることができます。

今に集中する

アドラー心理学では「今に強烈なスポットライトを当てよ」という言い方で今に集中せよと伝えています。

未来には不安がまといます。
未来は安全が確保されていない状態であるためです。

未来なんてだれも予知できるはずがありません。
そんな未来なんて気にするよりも、今の自分のやるべきことを一生懸命やる方良いです。

アドラーは未来も過去も気にする余裕がないくらい今に強烈なスポットライトを当てよと言っています。
未来がどうであるかは今考える問題ではなく、今できることに集中しようせよということを伝えています。

不安な相手と直接話す

それでも気になってしまう方も多いと思います。
そういう方の良い処方箋として、不安にする相手と直接話してみると良いです。

上に書いた通り不安な感情は自分自身がつくっているものです。
そしてその不安な感情が解決しない時間だけ無駄な考える時間が発生してしまいます。

それを解決するには不安を生む相手に直接話してみることです。
案外、自分が不安に思っていたことは見当違いだったんだと気づくことも多いはずです。
そのことに気づくと、くよくよしていた気持ちはスッキリするはずです。
「実は自分が悩んでいただけだった」という無駄な心配は、直接本人と話してみて早く解消した方が、本来の仕事に集中できます。

最後に

最後まで読んで頂きありがとうございます。
今回は不安な気持ちを解消するための良い方法を幾つか紹介しました。
アドラー心理学は対人関係の悩みを解決するための良い方法を紹介してくれます。
今まで数々の本を読んできましたが、この本の内容は群を抜いて、ためになっています。
アドラーも言っていますが、上記の方法を自然に実施できるまでに体得するためには数十年かかります。
しかし、処方箋としてくよくよしたときに上記の方法を思い出して対処するだけで、気持ちは楽になります。
気になった方は是非実践してみてください。

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