現代病、リーキーガットを治すためのヒント：清潔を捨てろ

こんにちは。
アサノパパです。

このブログで現代病は、豊かさの代償であると度々言っています。
1965年位からアトピーやアレルギーの患者は徐々に増え始め、近年では多くの人に現代病の症状が見られるようになりました。
1965年位から、テレビや自動車が普及し始め、人々はあまり体を動かさなくなった反面、体幹が弱くなり、骨格が歪み始めます。
先日のブログでは、現代病の原因は骨格の歪みによる、血流の悪化や内臓機能の低下が1つの要因であると言いました。
今回はもう一つの要因として、清潔さについて話をしたいと思います。

現代病は豊かさの代償

上に書いた通り、現代病は、現代の豊かさが招いた病気です。
現代病の例を挙げると以下の通りです。

代表的な例を挙げましたが、他にも現代病と呼べる隠された病気はたくさんあると思います。

下のグラフを見てみると、1965年位からアトピーやアレルギーの患者は徐々に増え始めています。

（引用：NPO 日本健康う増進支援機構　榎本雅夫氏作成）

それまではアトピーやアレルギーと言う言葉はあまり認知されていませんでした。
また、現代社会においても先進国では現代病患者が多く見られるのに対し、発展途上国ではそのような患者はほとんど見られません。

この事実から察するに、現代病は豊かさが関係していると考えます。
1つの原因としてあまり体を動かさなくなったことによる骨格異常が一つの原因であると先日の記事では言いました。
骨格のズレが血流を悪化させ内臓の機能を低下することによって現代病を発症しやすくするのです。

現代病のもう一つの原因:清潔さ

現代病のもう一つの原因として言えるのは、清潔さです。
昔の人に比べ現代の人は腸内細菌の種類と数が大きく減っていると言われています。
腸内細菌の種類と数が減った原因としてはいくつか挙げられます。

特に、中でも清潔な環境で過ごすという事が大きな要因となっています。

家から出るときはきれいな靴を履き、舗装された道路を移動する。
子供が泥だらけになるのを叱る親。
少し手が汚れたから水道に駆け込み石鹸で手を洗う。
ご飯に異物が入っていたら、そのご飯を食べるのをやめてしまう。

こういった行き過ぎた清潔な生活は、有益な細菌と触れ合う機会を減少させ、体内の細菌の種類を大きく減らしてしまいます。
細胞レベルで話をすれば私たちの体内のほとんどが微生物です。
特に腸は様々な腸内細菌が存在するので、細菌の影響は計り知れません。
今となっては清潔な生活は良いイメージしかありませんが、体内に重要な有益な細菌が大きく減少してしまうというデメリットがあるのです。

日本は昔はこんな清潔な暮らしはしていませんでした。
外は裸足で歩き少々の汚れは気にしないで過ごす。
お風呂も毎日入らず石鹸で洗うことも少ない。
このような生活の中で自然と細菌を体内に取り込み、良質な腸を築いてきました。

上記の話を裏付けるかのようにサイエンス誌によって動物実験の結果が発表されています。
病原菌の多い環境と少ない環境、それぞれでマウスを育てた場合、病原菌の多い環境は正常にマウスが育ったのに対して、病原菌の少ない環境では喘息や炎症などの症状を発症したという結果が報告されています。
そして、それらの喘息や炎症などの症状を発症したマウスは、病原菌に接するとそれらの症状は治癒したという結果があります。

この実験結果から得られる事は、現代病は清潔さが仇となり体内の良質な細菌が削られることによって発症するという裏付けになったこと。
また、一度発症しても細菌を取り入れるような環境に移れば、症状が回復することがわかります。

現代病を治すには汚れを受け入れることから

現代病を治すためのヒントとして、清潔であることを止めるということが言えます。
上に書いた通り、現代は清潔であるが故、有益な細菌を体内に取り入れづらくなり腸内環境が悪化するということが現代病につながっているのであれば、清潔を止め細菌を体内に取り入れるようにすれば良いのです。

極端に言うと土を食べれば良いのです。
実際に子供は1日にティースプーン1杯程度の土を食べていると言われています。
運動場で舞う砂埃を吸ったり、砂場で遊んで泥まみれの手でものを食べたりすることで徐々に土を食べているのです。
ただし、最近の子供は土を食べる量も少なくなってきました。
室内で遊ぶことが増え、外で遊ぶにしても清潔な格好で遊びます。
子供を丈夫な体に育てるためにはある程度の土遊びは必要と言うことです。

いきなり土を食べろと言われても抵抗があると思うので、細菌を摂取する良い方法をいくつか紹介します。

プロバイオティクスサプリメントを摂取

良質な細菌を多く含む食物を体内に取り入れることが一番効果的です。
例えば、シラジットやベントナイトクレイ、ケフィアヨーグルト、また生蜂蜜など。
これらは、自然由来の微生物を体内に取り入れることができ、腸内環境を健康的に変えるために重要な食物となります。

また簡単に摂取できるサプリメントとして、プロバイオティクスサプリメントもオススメできます。
サプリメントの中に、有益な微生物がたくさん詰め込まれているため、簡単に摂取できて腸内環境を良質なものに変えることができるのでオススメです。

裸足で庭で過ごす

裸足で庭で遊ぶことで、地面と触れ合い細菌が体内に入りやすくなります。
また、遊んでいる最中にまた砂埃を口にすることで、腸内に細菌を取り入れることができます。
庭遊びに限らず、自然の中で過ごすことであれば何でも良いと思います。
このブログでオススメしているキャンプでも良いです。

土付きの野菜を買う

野菜は皮に1番栄養があると言われています。
特に酵素や有益な細菌が十分にあり、皮ごと食べることで腸内細菌は健康的に変わっていきます。
ただし、皮ごと食べる際に農薬も一緒に食べる可能性があるので注意してください。
1番は無農薬野菜を軽く洗って、皮ごと食べることです。

犬と戯れる

犬にはいろいろな細菌が付着しています。
その犬と触れ合うことで人間にも細菌がうつり、結果として健康的な腸に育ちます。
実際に小さい頃、家庭内で犬を飼っていたと言う子供はアレルギーを発症しにくいというデータがあります。

海で泳ぐ

海に含まれている塩分には善玉菌やバクテリアが多く含まれており、これらが体内に入ることで腸は健康的になります。
よく海水に炎症部分をつけると炎症の治りがとても早いと言う話がありますが、これは海水の塩分に含まれる細菌が1つの要因となっています。

最後に

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
今回は、現代病を改善するためのヒントとして清潔であることをやめると言うことを伝えさせてもらいました。
現代病の原因としてリーキーガットがよく挙げられますが、それは腸内細菌の悪化が関係しています。
その腸内細菌の悪化の原因として上に書いた通り清潔であることが大きく関係すると考えています。
海外でも良質な自然由来の細菌を摂取することで症状が完治したという例が幾つも残っています。
皆さんも現代病で悩んでいるのであれば、一度清潔を辞めるという事をしてみませんか。