小学校におけるプログラミング必修化における親の対応について

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こんにちは。
アサノパパです。

本年より小学校でプログラミング教育が必修化されます。
その目的と教育内容、そして親はプログラミング必修化に対してどんな対応が必要かを解説していきます。

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プログラミング的な思考力とは

プログラミング

プログラミング的な思考力とは、「ゴールに対して最適な価値を生み出すためには、どのような順番で、どのような方法で、またどのような条件で物事を進めればいいかを論理的に考える力」のことです。

プログラミングと言う名前がついていますが、プログラミングに特化した思考力ではなく、生きる上での色々な問題を解決する際に必要となる思考力です。

例えば、自宅からディズニーランドに旅行に行くとします。
ディズニーランドに到着するためには考えなくても様々な方法があり結局は到着できますか、最適な方法はあるはずです。
この時間帯に出発して、この道を通って駅に行き、朝ご飯をここで買って、この電車と新幹線に乗っていくことで、時間的にもお金的にも1番節約できる、ということについてあらゆる条件を整理していけば導き出せるはずです。

これがプログラミング的な思考力というものであり、小学校で今後教育する内容となります。

小学校におけるプログラミング必修化の目的

小学校のプログラミング必修化の目的は、子供のプログラミング的な思考力の強化です。
今までの”もの”主体で売り出す時代から、これからのサービス主体で売り出す時代に変化するに伴いプログラミング的な思考力が必要になります。

今までのものづくりの時代は、人の労働力さえあれば大量にものを作り出し利益をあげれる時代でした。
人が考えて設計をするという仕事も大切ですが、それ以上に効率よく大量生産して売り込むということが大きな利益につながるため、ものづくりの考え方が重要視されていました。
しかしこれからの情報化社会では、あらゆるものがIT化され、最小限の力で効率よくサービスを生み出す時代へと変化します。
そして、ここで大切なのは良い質のサービスを生む”人の脳みそ”になります。
サービスのシステムやソフトウェアを論理的に組み立てるということが色々な場面で必要とされるわけです。

例えば、今は自動車を1家1台以上持つ時代になっていますが、自動運転技術が完成されると今ある自動車の8割以上が売れなくなると言われています。
自動車は皆の共有物となり個人所有の自動車はほとんどなくなるため、各家庭が自動車を購入するという機会が激減するわけです。
要は今ある自動車製造や販売の業界が大きく縮小します。

その代わりに自動化運転に付随したサービスの市場が大きく拡大します。
自動運転そのものを利用するためのサービスだったり、自動車で移動中の人の移動時間を有効活用するためのサービス等の開発が盛んになります。
これらのサービスでは、工場で大量にものを生産するという仕事ではなく、人の脳みそで最適なサービスを考えて開発するという仕事になります。

以上より、これからの時代に良いサービスをつくるためには、効率よく論理的に考えるという力がこれまでよりも必要とされるわけです。
よって、これからの時代に備え、小学校の早い段階から人がプログラミング的に考えられるような教育を取り入れる必要があるのです。

小学校のプログラミング教育の内容

プログラミング必修化と言っても、新しく「プログラミング」という教科ができるわけではありません。
これまでの算数や理科や社会などの教材にプログラミング的な思考力を強化する項目が追加されます。

目的はプログラムのコードを記述できるようにするということではなく、前述したプログラミング的な思考力をつけるということなので、実際にプログラムを書いてみるという題材は全く無く、ちょっとした問題をプログラミング的な思考で考えてみましょうという題材が各教科に追加されることになります。

プログラミング必修化に対する親の対応

ブロックゲーム

プログラミング的な思考力を強化する流れに親が対応するためのポイントとしては以下の2つがあります。

・好奇心を育てる教育をする
・プログラミングスクールに通わせる

好奇心を育てる教育をする

一番有効なのは子供の好奇心を育てるということを意識することです。
好奇心を育てると子供は考える力も自然に育ちます。
子供自らが失敗を重ね試行錯誤考えることによって、前述したプログラミング的な思考力と言うものは自然に身に付いてきます。

子供にとって考える力とは「ゴールが何なのか」と「どうすればゴールにたどり着けるのか」になりますが、子供自ら進んで考える癖をつけると、自然とこの考え方が身に付きます。
つまり、親が敷いたレールをただの作業のように行うわけではなく、ゴールに対して子供を自ら考えて行動するという癖をつけさせる必要があるのです。

子供自らに考えさせるには、好奇心を養うのが1番です。
子供は親が「自分で考えろ」と言ったとしてもなかなか自分で考えようとしないものですが、好奇心が子供の心の中にあると、その興味が子供を自然と考えさせてくれます。

オススメなのは親子でアウトドアをするということです。
自然に触れ合うことで五感全てが刺激され、子供は様々なことに興味を持ち挑戦するようになります。
アウトドア教育の事は以前の記事を参照してください。

プログラミングスクールに通わせる

プログラミングスクールでプログラミング的な思考力を教わることができます。
ここで言うプログラミングスクールというのは実際にプログラムのコードを記述するという形式のスクールに限りません。
プログラミング自体はせずに、パズルや迷路を組み付ける形式の思考力を学ぶためのスクールでも良いです。
目的はプログラミング的な思考力をつけることなので、プログラムを記述するという作業はあまり重要ではありません。

学校のプログラミング的な思考力をつける教育だけでもいいですが、これからの時代はこの思考力が活躍のカギを握る大切な要素になるので、子供を将来活躍させたいと強く願う親は学校とは別でプログラミングスクールに通わせることも良い考えです。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は今年から始まる小学校のプログラミング教育の必修化に合わせてプログラミング的な思考力の話を書かせていただきました。
プログラミング的な思考力とは職種にかかわらずこれから必要とされるベースの能力です。
この能力が長けていると様々な業界で活躍できますので、皆さんも子供にこのプログラミング的な思考力を意識した教育をされると良いと思います。

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