慢性的な不調や疲れやすさを自然と治すための肋骨呼吸法について

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こんにちは。
アサノパパです。

毎日の疲れが抜けない、集中力が続かない、慢性的な不調を抱えている。
歳をとるにつれていろんなストレスや不調が皆さんの体を襲うことと思います。
そんな不調は実は呼吸のやり方が悪いために起こっている可能性もあるのです。
普段は何気なく行っている呼吸ですが、呼吸のやり方を変えるだけでその不調やストレスは大きく軽減する可能性があります。
今回は良い呼吸の仕方について考えていきたいと思います。

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呼吸が浅いことによる弊害

瞑想

呼吸が浅いと体の力みが抜けなくなり体が緊張し筋肉は硬くなってしまいます。
筋肉が硬くなると血行が悪くなり、内臓の働きも悪くなるので、疲れやすくなったり病気になりやすくなったりします。

皆さんは生活する上で呼吸は絶え間なくしているものと考えているのではないでしょうか。
実は生活する上で呼吸が止まったり極端に浅くなっているタイミングはあります。
例えば、何かの作業を一心不乱に集中して行っている時。
また遅刻を防ごうとと急ぎ足で歩いている時。
さらに食事をしている時。

私たちは生活の上で一見呼吸を止めずに行っているものと思われがちですが、このようなありふれたタイミングで無意識のうちに呼吸を浅くし止めているのです。
上記はあくまで一例であり、生活をする上で様々なタイミングで呼吸を止めています。
立つタイミングだったりものを取るタイミングだったり。
これをトータルで考えると、意外と皆さんの呼吸を止めている期間は存在するのです。

そのような呼吸が浅かったり止まったりする期間が皆さんの体を硬直させ、血行の悪化や内臓機能の低下を招くのです。
さらにはその疲労した状態で、日常の仕事で無理を承知で頑張るため、ひどい状態になると自律神経失調症やうつ病、また不眠症などの精神的なダメージを抱えることも少なくありません。

体は呼吸の質に左右される

瞑想

呼吸は単に酸素を取り入れて二酸化炭素を吐き出すという役割だけではありません。
息をするたびに体を膨らませ、また息を吐くたびに体をしぼませますが、この動作で起こる体への圧力が皆さんの体調や体質へ影響しているのです。

深呼吸をしたときに体をのけぞったり、体を力んでしまう場合はきれいな深呼吸ができていない証拠です。
体の前面、つまり胸の辺りは膨らみますが逆に背中が縮まってしまってしまっています。
このような呼吸をしていると、息を吸う際の力が強くなってしまい、体には膨らむ力が常に生じ続けています。
これにより体のエネルギーの消費が大きくなり、また筋肉も硬直しやすくなります。
体の機能が衰えてしまい人間本来が持つ自然治癒力の発揮を阻害することになります。

また、皆さんがストレスを抱えるときは息を吐くよりも吸う方に力が入ると思います。
例えば、緊張した時は息を大きく吐くことよりも、息を吸うことを無意識に強く行っているのではないでしょうか。
ストレス社会に身を置くことは、自然な呼吸を妨げ、筋肉を圧迫する良くない呼吸法を自然と身に付けてしまいます。

理想は呼吸する際に無理に胸を広げたり背筋を伸ばそうとせず自然な状態で力まず行うのが良いのです。
そうすることで体を緩ませながら呼吸を行うことができます。
その結果、精神を落ち着かせることができ、また内臓や血行を良くすることができ、人間が持つ自然治癒力を高めることができるのです。

質の良い自然な状態の呼吸を目指す

自然体で呼吸することで上に書いた通り体を緩ませることができ、また精神状態も落ち着かせることができます。
ここで言う「自然な呼吸」とは、”呼吸の上手な人”が気持ちの良いマッサージを受けているときや、深い瞑想状態を維持している時、また自然な状態で高い集中力を保てている時に、自然と行う落ち着いた呼吸のことです。

ここで”呼吸の上手な人”と書いたのは呼吸の上手な人と下手な人が存在し、下手な人はいくら自然体な呼吸をしようとしても、体への負担は残ったままの呼吸になってしまうからです。
例えば、深呼吸で息をはこうとしたときに下腹部が凹むのではなく、溝落ちの辺りに力が入り下腹部が逆に膨らむ事は無いでしょうか。
このような方は質の良い呼吸ができているとは言えません。
呼吸の際の良い体の使い方に慣れていないため、日常的にすぐ動くだけで息が止まりやすくなったり、ちょっとしたストレスで極度に体が力んで呼吸をしてしまったりします。

そのため、呼吸が下手な人は、良い呼吸の仕方を自然と身に付けるためのトレーニングをする必要があります。
その上で自然体で呼吸をすることを意識してみれば、体の不調が自然と治ったり、疲れにくくなったりするでしょう。

質の良い呼吸を身に付けるための良いトレーニング法

質の良い呼吸を身に付けるための良いトレーニング方法を紹介します。

深い呼吸を身に付けるためのトレーニング法として「肋骨呼吸法」というものがあります。
肋骨呼吸法を繰り返し行うことで、肋骨を閉じながら吐く動作を身に付けることができ、深い呼吸を手に入れることができます。
肋骨呼吸法のやり方を以下に示します。

1.肋骨に手を当て、肩を少し前方に出し、背筋を張りすぎないように椅子に腰掛ける
2.姿勢を崩さないようにしたまま息を鼻から背中を膨らませるようにゆっくり吸う。この時に、肋骨の左右の広がりを感じながら息を吸う
3.ゆっくり口からすーっと音を立てながら息を吐いていく。この時に肋骨が閉じるような動きを感じながら息を吐く

以上の呼吸法を、静かな環境で毎日十回繰り返すように心がけましょう。

最後に

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
本日は慢性的な不調を消すための質の良い呼吸方法について説明させていただきました。
アレルギーやアトピーを抱えている方に限って筋肉がガチガチに硬直されている方が多いです。
筋肉がガチガチに硬直してしまうと、上記に書いた通り様々な不調を起こす危険があり、まずはこの硬直をほぐすことを考えていく必要があります。
呼吸を浅いと自覚されている方は、一度上記のトレーニング方法を試してみてはいかがでしょうか。

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