次世代太陽電池が秘める大きなビジネスチャンスについて【IoTのさらなる普及の起爆剤となる】

スポンサーリンク

こんにちは。
アサノパパです。

先日、大きなビジネスチャンスとして大麻草のビジネスへの応用についての記事を書きました。
今回は大きなビジネスチャンスの記事の2回目として、太陽電池について書きたいと思います。

スポンサーリンク

現状の太陽電池の弱点

太陽電池

現在の太陽電池は結晶シリコンを使用した電池が主です。
正式には「単結晶シリコン太陽電池」や「「多結晶シリコン太陽電池」」と呼ばれていますが、現在普及している太陽電池の中でも20%を超える最も高い変換効率を持ち、また耐久性に優れています。
ただし、結晶シリコンを用いた太陽電池は特性上、以下の弱点を持ちます。

・高コスト
・設置場所が制限される

まず、コストが高いです。
原材料として高純度のシリコンを薄くスライスしたものを使用しますが、この原材料を生成するにもそれなりの技術や手番が必要のため、原価が高くなってしまいます。
また、太陽電池の製造自体も、pn層を形成した後に電極を何個もつなぎ合わせていくなど、製造工程が長くなってしまいコストが高くなってしまいます。

さらに、結晶シリコンの太陽電池モジュールは曲げてしまうと変換効率が著しく落ちてしまい、またそれなりに設置面積が必要なため、設置場所が制限されるという問題もあります。

次世代太陽電池ペロブスカイトについて

現状の結晶シリコンの弱点を補う次世代太陽電池が今開発されています。
その名は「ペロブスカイト」。

ペロブスカイトの特徴としては、以下が挙げられます。

・結晶シリコン並みの高効率
・超低コスト
・フィルム形状で軽くて曲げられ透明も可能

ペロブスカイトは発電に有機金属のハライドペロブスカイトの電気特性を利用しますが、その性能は研究途中の現段階でシリコン系太陽電池と同等20%の効率。
研究が進み数年後にはこれまでの太陽光電池の発電効率を超え、30%に到達すると言われています。
また、この有機金属はこれまでのシリコン系太陽電池の構造と異なり、原料をインクのように基盤に塗るだけような形で太陽電池をつくるため、極端に言うと小学校の理科でもつくれてしまうくらい、低原価、低製造費なのです。
さらに、その特性よりフィルム状の太陽電池をつくることが可能となり、太陽光電池を折り曲げたり、可動式にしたり、また無色透明にしたりと、これまでの太陽電池に比べて格段に用途が広がります。

ペロブスカイトは日本が生んだ技術です。
2009年に桐蔭横浜大学の宮坂研究室が論文を発表してから、世界中の企業が注文し今日も研究を重ねています。
日本でも東芝や積水化学工業、またパナソニックがペロブスカイトの開発を進めており、数年後にはペロブスカイトを用いた製品が市場に普及すると予想されています。

ペロブスカイトがもたらす社会の発展

ペロブスカイトの応用としては、以下が挙げられます。

・IoT製品の充電素子
・家の太陽光発電
・自動車のバッテリー充電
・CO2低減

昨今、IoTの普及が進み始めているが、IoTでは身に付ける小さなデバイスまでも起動させ通信を行う必要があるため、電力の持続的な供給が課題となっています。
そのため、基板の省電力化や充電の技術的要求が大きくなっていますが、その中でペロブスカイトが実現化されれば飛躍的にIoT製品の開発が進むことになります。
ペロブスカイトはフィルム形状で設置場所を限定されにくいので、IoT製品に搭載し歩きながら充電することが可能になるのです。

また、現在の家の太陽光発電は屋根に大きなモジュールを載せて発電する形態が主流となっていますが、ペロブスカイトが普及するとモジュールの小型化だけでなく、窓や壁に張り付ける形式や、カーポート全体が太陽電池モジュールとなったりと、家中の様々な要素が発電素子としての役割を持つようになります。
また、モジュールの設置もこれまでのと比較し軽量で簡単であるため設置費も安くなるため、普及しやすくなります。

さらに、現在ハイブリッド車や電気自動者が普及していますが、これらのバッテリー充電に関してもペロブスカイトが役に立ちます。
ペロブスカイトはフィルム形状ですので、車の窓やボディーに発電素子を結合することができ車のバッテリーが効率よく充電されることになります。

最後に、ペロブスカイトが普及することによって、電力発電全体に占める太陽光発電の割合が高くなり、現在の主力である火力発電の割合が下がることでCO2排出量を抑える効果もあります。
数十年後には、数℃平均温度が高くなるとか海面が数センチ高くなるとか言われていますが、これに少しでも歯止めをかけてくれると良いです。

ペロブスカイトによるビジネスチャンス

ペロブスカイトの普及に関連して、ビジネスチャンスとしては以下があります。

・製品やシステムの開発に参加
・製品の流通、販売
・家に設置するモジュール関連のアフィリエイト

割と単純に思いつくことを書きましたが、ペロブスカイト自体がそれなりに大きな起爆剤であるため、開発や流通・販売、またアフィリエイト一つ一つにおいて、大きな需要が生まれます。

個人で流通業をしている方は、ペロブスカイト関連に早々に目を付けて先行利益を狙うのも良いですし、アフィリエイトをしている方はペロブスカイト関連の商品に注目してみると良いと思います。

最後に

最後まで読んで頂きありがとうございました。
今回はこれからのビジネスチャンスの一つとして次世代太陽電池のペロブスカイトを紹介しました。
今新築を考えている方は太陽発電モジュールの設置は考え直した方が良いかもしれませんね。
数年後にはペロブスカイトを用いた新たな太陽発電モジュールが普及し始めますので。

コメント