こんにちは。
アサノパパです。
今回は社会人の慢性的な疲れについてよくある原因と対処法を考えていきます。
特に激しく仕事もしてなく、しっかり休息も取れているのに何故か体が重い。
皆さんもよくあることではないでしょうか?
30代を超えると体のいたる所の劣化が始まりよく分からない疲労が溜まりやすくなるのは良くあることです。
そのよく分からない疲れに対して理解し何らかの対策を行っていかないと、日々の業務が非効率になってしまいます。
慢性的な疲れのよくある原因について
慢性的な疲れのほとんどが腸に関係しています。
皆さんは「遅延型フードアレルギー」という言葉をご存知でしょうか?
皆さんがよく使う”アレルギー”という言葉は1時間以内に急性的な症状が現れる即時型アレルギーを主に指しますが、今回話をする内容は数時間後から数日間後と遅延して症状が徐々に現れる遅延型フードアレルギーです。
皆さんが何気なく毎日食べている食品が実は遅延型フードアレルギーを引き起こし自身の体調を悪くしている原因かもしれません。
遅延型フードアレルギーの症状
遅延型フードアレルギーの症状は以下の通りです。
・肌の炎症
・喘息
・慢性的な頭痛
・不眠
・不妊
・口内炎
・副鼻腔炎
・短気
・便秘
・下痢
遅延型フードアレルギーは上記の症状が徐々に現れてきます。
症状としては即時型フードアレルギーよりも比較的穏やかで、症状に気づかない場合も多いです。
また、遅延型フードアレルギーの発症までの時間が長く、短くても6時間、長いと1ヵ月に及ぶこともあります。
以上の特徴により、自覚ができない場合も多いので、放置されやすく慢性化しやすいのが特徴です。
即時型フードアレルギーは大半が子供が発症しますが、遅延型フードアレルギーは大人も子供も発症します。
30代を超えて急に疲れやすくなったとか体の調子が悪くなったことはこの遅延フードアレルギーが関係している可能性があるのです。
遅延型フードアレルギーの原因
遅延型フードアレルギーは腸の粘膜が破壊され、腸内の毒素や未消化の食物が血液に侵入し全身を巡ることで、免疫機能が暴走するため起こります。
健康な腸は100種類以上もの腸内細菌バランスが正常であり腸壁の細胞の結合もしっかりしており、食べたものを正常に消化することができます。
一方、正常では無い腸は有害な食物のせいで腸内細菌のバランスが崩れ、腸壁の細胞の結合が緩み穴の開いたような腸になります。
このような腸は腸壁の隙間から食物の化学物質や添加物、また未消化の食物や毒素などが血液を通して全身へ流れます。
体がこの腸から漏れた異物に反応した場合、これらをやっつけようとする「IgG抗体」が体内に生成されます。
このIgG細胞がこれらの異物に対して攻撃繰り返すことで体の様々な異常が起こります。
遅延型フードアレルギーの確認方法
遅延型フードアレルギーは検査でIgG抗体の数値を測ることで遅延型フードアレルギーかどうかの目安が分かります。
遅延型フードアレルギー型検査は各食品ごとに遅延型フードアレルギーの反応レベルを結果で出してくれます。
数値は1から6で表され、1が遅延型フードアレルギーの反応が出ないもの、6に行くほど反応が出るものになります。
この検査結果はあくまで目安を掴む程度になります。
数値が高ければ腸のバリア機能が劣っているという事ですが、これが必ず遅延型フードアレルギーであることに繋がるかというと、そうではありません。
腸の状態が悪い事は確かですが、それ以降の体の何十ものバリア機能が働きアレルギーの症状を発症しない可能性もあるのです。
ですので、数値が高い食品を軒並み排除する必要はありません。
全てを排除してしまったら必要な栄養素が足りなくなってしまい別の問題が生じてしまう可能性があります。
ただし数値が高いという事は、それなりに腸のバリア機能が劣っている証拠であり症状が出る懸念があるということなので、症状に対して心配な方は問題の食品の除去をしても良いと考えます。
遅延型アレルギー検査は一部の病院で受けるか、検査キットを取り寄せて自分で郵送して結果をもらうかになります。
日本では遅延型アレルギーの検査を保険の対象とみなしていないので、意外と高いです。
病院で受ける場合は、遅延型フードアレルギー検査を行っている病院に行って血液を採取します。
その後、病院側が海外の検査機関に血液を送って数週間後に結果が届きます。
検査結果が届いたら医師から結果の説明を受けます。
検査キットを用いる場合は、検査キットを購入し小さな針で自分で血液を採取します。
針はすごく小さいため痛さはありません。
血液を採取した後は、海外の検査機関へ送付し、結果が届くまで数週間待ちます。
病院で受けるか、検査キットを買って自身で検査するかのどちらが良いかと言うと、病院に行く交通費や病院側の人件費等のマージンを考慮すると検査キットを買って自身で検査をした方が安く済んで良いと思います。
おすすめの検査キットは以下の120項目の検査キットです。
Youtubeとか他のブログを見ても以下の検査キットで検査をしている人をよく見かけます。
120項目もの食物に対してIgG抗体の数値を検査できます。
自分で指先の血液を採取するのですが、針は小さいもので痛みはほとんど感じないみたいです。
慢性的な疲れの改善方法について
慢性的な疲れがある方は、上記の遅延型フードアレルギーを疑ってみても良いと思います。
遅延型フードアレルギーの対策としては以下の2つです。
・腸を修復する
原因となる食べ物を排除する
まずは原因と思われる食べ物を排除することが大切です。
原因の食べ物を特定するために遅延型フードアレルギー検査をやれる方はやっても良いと思いますが、高価な検査であり、また確実に遅延型フードアレルギーであることがわかるものでもないので必須ではありません。
検査をやった方は結果の数値が高いものの食品を除去することから始めていくと良いです。
検査をやっていない方は、遅延型フードアレルギーの代表的な以下の2つの食品を避けてみると良いです。
・乳製品
小麦は遅延型フードアレルギーを発症する代表格の1つです。
小麦に含まれるグルテンの耐性がない方は、小麦を摂取すると腸の粘膜を傷つけてしまいます。
最近になってグルテンフリーという言葉が流行っていますが、グルテンを含む小麦を摂取しないようにして体調整えると言う食事方法です。
また、乳製品も同じく遅延型フードアレルギーを発症する代表格です。
これも腸の中で腐敗を起こして腸を傷つけやすくしてしまいます。
最近はがガゼインフリーと言う言葉があるように、乳製品を排除する食事健康法が実施されています。
なお、遅延型フードアレルギーを発症した方は、食品の排除を一生続けないといけないというわけではありません。
食品の排除を一定期間続けることで、その食品の抗体数値が下がり遅延型フードアレルギーが治る場合もあります。
ですので、一生食品を食べられないと悲観にならずに、まずは数週間レベルで食品の排除を試みてみることをお勧めします。
腸を修復する
腸を修復するためには、腸に良い食品を摂取することです。
一つは、腸内フローラを良くする乳酸菌を多く含んだ納豆やみそ汁等。
もう一つは、腸壁の傷を修復する効果があるとされるボーンブロスを摂取すること。
ボーンブロスとは鶏や豚や牛の骨を数時間煮込んで抽出したコラーゲンスープのことです。
ちなみに豚骨ラーメンのスープやテールスープもボーンブロスのスープになります。
ボーンブロスに含まれる豊富なアミノ酸が腸壁を修復する作用があり、またボーンブロスには様々な栄養素が含まれているため体調までも良好にしてくれます。
ボーンブロスは日本であまり普及していません。
楽天やamazonで探してみても、あまり商品は出てきません。
海外では多くのボーンブロス関連の食品が出回っていますが、日本の法律上、それらを輸入することは難しいらしいです。
その中でオススメするのは、以下の骨髄エキスです。
骨髄エキスという名称ですが、要はボーンブロススープの素です。
私も購入しましたが、本物の味です。
お湯で溶かして、中華スープの素と醤油を加えるだけで、美味しい醤油ラーメンのスープになります。
このスープを飲み続けていると、便の形が良くなり、体のニキビが減る感じがします。
この骨髄エキスの注意点としては乳糖を成分に含んでいます。
もし牛乳を飲んで下痢になるという方は乳糖不耐性の可能性があるため、上記の骨髄エキスを控えた方が良いかもしれません。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は社会人の慢性的な疲れについて解説しました。
海外では制限食はそれなりに大きな市場となっています。
日本でもその問題が認知し始められ、徐々に制限食の市場が広まってきています。
仕事で慢性的な疲労に悩んでいる方は、一度遅延型フードアレルギーを疑ってみてよいと思います。
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