BBQで効率よく炭に着火するための基本的な知識

こんにちは。
アサノパパです。

もうすぐBBQの季節です。
ゴールデンウィークが近づくにつれ、キャンプ場やBBQができる広場などは大変な賑わいを見せてきます。
そのBBQに欠かせないのは火起こしです。
今回はBBQの火起こしにおいて多くの方が使っている”炭”に特化して、炭を用いた上手な火起こしの方法を説明したいと思います。

炭には幾つか種類がある

炭にはいくつか種類があり、それぞれ特徴があります。
それぞれの特徴を理解した上で使用すると、効率よく火起こしや火の維持ができます。
BBQで使用する代表的な炭は下記に記載する3種類です。
ちなみに下記に出てこない有名な豆炭は石油由来の匂いが発生するので、BBQのような食材をそのまま焼くには適していません。

白炭

白炭の特徴は、重く硬質で着火しずらいですが、高火力で長時間火を維持することが可能です。
白炭はカシの木から作られます。
備長炭という言葉をよく耳にすると思いますが、備長炭は白炭になります。

黒炭

黒炭は着火しやすく火力も強く、火持ちも良い上にリーズナブルとBBQには最適な炭です。
黒炭はサイズも揃っており、炭の継ぎ足しもしやすいので火力の調整も行いやすいです。
初心者で炭に迷うようであれば、まず黒炭を選んでおけば間違いなしです。

成形炭

成形炭は粉末にした炭を固めたもので、全て同じ形をしています。
全ての炭の燃焼時間が同じ時間になるので、火力調整がしやすいという特徴があります。
また、着火性に優れたタイプも売られているので、着火に苦労したくないという方は着火性に優れた成形炭を選ぶのも手です。

BBQの魅力的な便利グッズ

火おこしに手間をかけたくないという方や、確実に強力な火をつけたいという方はBBQの便利グッズを使うと良いです。
火おこしに慣れていない方は、十分な着火ができないまま食材を焼こうとしてしまい、中々食材が焼けずに困ったという経験もあるのではないでしょうか。
着火が苦手な方は、以下に示す便利グッズどれも高価なものではないので、買ってみて損はないと思います。

着火剤

多くの方が使っているであろう着火剤ですが、色々な種類があります。

ジェルタイプ

ジェルタイプの燃焼は短時間ですので、着火しやすい乾いた薪などに使用するのがオススメです。

圧縮タイプ

圧縮タイプは燃焼が長時間になるので、火が付きにくい炭にもオススメできます。
ただし、オイルを含んだ匂いがでるタイプもありますので、そういったものは食材を直接焼くBBQには適しません。

固形タイプ

固形タイプは、固形で使う分だけ使えるので持ち運びしやすく使い勝手が良いです。
燃焼も長いので万能な着火剤と呼べるでしょう。

チャコールスターター

チャコールスターターを使用すると、簡単に炭に着火ができます。
チャコールスターターとは煙突効果により空気の上昇気流を発生させて火起こしを効率化するものです。

火消し壺

着火の便利グッズではありませんが、撤収時の火消しを効率化したい人には火消し壺がオススメです。
火消し壺があれば、酸素を断つことによりすぐに火が消え、さらに炭の状態によっては次回のBBQに再利用ができます。

上手な炭の着火方法

BBQグリルで炭に火を付ける際には、強火、中火、弱火のゾーンを事前に決めてから着火するようにしましょう。

まずは、強火のゾーンに着火剤を置き、着火剤の周りに炭を配置します。
着火剤にライターやトーチで火を付け、そのまま炭に火が付くまで待ちます。
火がなかなか付かない場合は、火吹き棒やうちわで酸素を送るようにしてください。
炭は燃えると表面に灰が付きますが、その灰を風で飛ばすと火力が強くなり、他の炭に火が移りやすくなります。

着火は炭の一部分が白くなるまでと考えてください。
炭の一部分白くなるまでは着火が安定したとは言えず、すぐ火が消える可能性があります。

強火ゾーンの炭の全てが、一部白くなってきたら着火完了です。
着火した一部の炭を中火ゾーンに移動しましょう。
弱火ゾーンは焼きあがったものを反射熱だけで保温するゾーンとして利用すると良いため、炭は配置しなくても良いです。

その後、焼き網をセットし食材を焼いていきます。
焼く際は網が熱くなってから食材を置くと、網に食材が張り付きません。

強火ゾーンは肉や魚介系を焼くゾーン、中火ゾーンは野菜をじっくり焼くゾーン、弱火ゾーンは焼けたものを保温するゾーンとして使うと効率的に食材を焼けます。

最後に

最後まで読んで頂きありがとうございます。
今回はBBQにおける上手な炭の着火方法を説明しました。
BBQで着火が上手くいくと、着火自体が楽しくなります。
着火がうまくなると周りを楽しませることにもつながるので、BBQ自体が盛り上がります。
上に書いた内容は簡単なものなので、是非参考にしてもらいBBQの着火にトライしてみてください。