キャンプでの飯盒炊飯の基本的なやり方

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こんにちは。
アサノパパです。

今回は屋外での炊飯のやり方をまとめたいと思います。
カレーや焼きおにぎりなど米を必要とする料理はたくさんあります。
キャンプではそれらの料理を米から炊くことをチャレンジすると、より一層達成感を味わえると共にご飯も美味しく感じられます。
クッカーで米を炊くことはそんなに難しいことではないので、皆さんも是非チャレンジしてみましょう。

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屋外で米を炊く際のポイント

ライス

屋外で米を炊く際のポイントは以下の3つです。

・適量の水
・米の浸漬時間を確保
・加熱操作を見極める

適量の水

適量の水を入れるためには重量計測が基本です。
米の重量に対して1.1倍から1.5倍の水を入れるようにしてください。
固めの米を用いる料理を作る場合は水を1.1倍に近くし、柔らかめの米を用いる料理を作る場合は1.5倍に近くなるように設定してください。

キャンプ場に測りをもっていくか、予め、この線までを米を入れたらこの線まで水を入れるというラインをクッカーに付けておくと良いでしょう。

米の浸漬時間を確保

炊飯開始前に米に水を吸わせる時間を30分から120分ほど用意すると美味しく仕上がります。

美味しく米を炊くためのポイントの1つとして、「上手に米に水を吸わせる」という点が挙げられます。
米の事前給水をしっかりすることでふっくらとした米が炊き上がります。
技術が進んだ電子炊飯器を用いるならばこの事前給水は不要かもしれませんが、キャンプで米をふっくら炊くことはそれなりに工夫が必要で、慣れた人でも芯が残った硬いご飯となることがよくあります。
そのためキャンプでは、少しでもふっくらしたご飯を作るために米の事前給水を行うことをオススメします。

加熱操作を見極める

電子炊飯器と違い、火力に応じて適切な加熱時間を自分で見極める必要があります。
オススメはクッカーの蓋をガラスに素材にすることです。
こうすることで米の状態を目視することができ、適切に加熱を加えることができます。

透明な蓋を準備するのが難しければ、煙や蓋の動きで判断する方法があります。
ただし煙や蓋の動きで正確な判断は難しく、まずは透明な蓋で判断することをお勧めします。

キャンプでの炊飯の手順・方法

米

キャンプでの炊飯の手順をまとめておきます。
以下の手順に従うことでキャンプでもふっくらとした米を炊くことが可能になります。

1.米を洗って水を入れる
2.米を浸漬する
3.強火で一気に沸騰させる
4.中火にし沸騰を維持する
5.弱火にし15分米を蒸す
6.火から離して10分米を蒸らす
7.米をかき混ぜてほぐす

米を洗って水を入れる

米をさらっと払ってください。
最近の精米技術は進歩しているのでゴシゴシと汚れを落とす必要はありません。
さらさらっと数回手で洗い流す程度の方が、米の表面の栄養も残りやすいためオススメです。

米を浸漬する

上のポイントに書いた通り米を水に浸したまま30分から120分ほど置いてください。
理想は120分おくことで十分に給水されるのですが、そんな時間待ってられない方は30分でも良いです。

もし冷水ではなくてお湯を使って浸しているのであれば、給水が速くなるため半分の15分から60分で良いです。
焚き火を始める前に炊飯の事前準備をしておき、焚き火の最初の火力が弱い段階を利用して米の浸漬を行えると効率的です。

強火で一気に沸騰させる

十分に米を浸漬できたら、強火の焚き火にセットして一気に沸騰させます。
ある程度沸騰したら、吹きこぼれが起きる可能性もありますが、この際に慌てて火からクッカーを離さないようにしてください。

中火にし沸騰を維持する

クッカーの中から大量の泡が発生するか、大量の煙が出てきたら、中火の火にクッカーを移して5分ほど維持します。
そうすると次第に泡が落ち着いてきます。

弱火にし15分米を蒸す

泡が消えたら弱火の火にクッカーを移します。
弱火と書きましたが、クッカーを火が出ていないくべたての薪の上か熾の上に移動すると良いです。

弱火に移動したら15分待ち、米を蒸らします。
15分待つ間に火が強くなれば、適宜弱火にクッカーを移動させてあげてください。

火から離して10分米を蒸らす

さらに火から離して10分ほど待ます。
この工程を踏むことで、クッカー内に充満した水蒸気がご飯に染み渡り、よりふっくらとした粘り気のあるご飯になります。
なお、上の弱火の間も含めて、蒸らし期間は蓋を開けないように注意してください。

米をかき混ぜてほぐす

蒸らし期間が終わったら、クッカー内の米全体をかき混ぜます。
この工程を踏むことでクッカー内の米全体が均一に仕上がりムラがなくなります。
キャンプで作るご飯はおこげがどうしても生じやすいですが、おこげもキャンプの1つの醍醐味と考え全体に混ぜてあげましょう。

炊飯に適したクッカー

炊飯は様々なクッカーを用いてできます。
炊飯専用として売られているライスクッカーや、メスティン、またシェラカップでも炊飯ができます。
それら全てに共通して、炊飯に適したクッカーのポイントを2つ紹介します。

・素材はアルミがベスト
・形状は大きめがオススメ

素材はアルミがベスト

熱伝導率の良さから炊飯にはアルミがベストと言われています。
アルミは熱伝導率が良く適切な加熱期間を設定しやすいのです。
チタンクッカーを使っている方もいますが、上級者向きです。
チタンは熱伝導率が悪いため、焦げ付きやすいです。

形状は大きめがオススメ

容量が大きいクッカーを選ぶと良いです。
米をうまく炊くポイントとして、「上手に米に水を吸わせる」と言いましたが、クッカーが広く水蒸気を蓄えやすい方が炊飯には有利となります。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回はキャンプの炊飯について特集しました。
炊飯はキャンプが盛り上がるための一つのポイントです。
普段電子炊飯器を使って何不自由なく炊けているご飯をキャンプで焚き火とクッカーで作ってみると意外と難しいるかもしれません。
それでも、良いご飯が炊けたときの感動とその美味しさは格別で、キャンプの醍醐味の一つであります。

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