こんにちは。
アサノパパです。
塩が人間の体にとってすごく大切なものであることを皆さんご存知でしょうか。
高血圧の人は減塩を心がけていると思いますが、これは自身の健康に対して間違いであることが多いです。
そして現代の人はミネラル不足と言われています。
本当に必要なのは、減塩ではなく必要な塩を選んで摂取することなのです。
今回はアトピー皮膚炎を治す過程で、学んだ塩の大切さを記事にしたいと思います。
塩の摂りすぎで高血圧になるはホント?
高血圧や心疾患で減塩を心がけている人は多いと思います。
はたして、塩の取りすぎは本当に高血圧に影響するのでしょうか?
結論を言いますと、塩は正常な排尿能力がある人に対しては高血圧には影響しません。
つまり、尿に異常がなければ減塩しても高血圧は治りません。
1つの論文から塩と血圧の関係性の認知が広まった
もともと、高血圧は塩の摂りすぎが原因という認知が広まったのは1つの論文発表からでした。
この論文は1953年にアメリカのメーネリー博士から発表されたものですが、この論文の中では実験用のネズミ10匹に通常の20から30倍の塩を半年間与え続け、その結果を示しています。
その実験結果としては、10匹中6匹が高血圧となり異常をきたしたと結論付けています。
この論文を受け、様々な研究機関が塩と血圧の因果関係に興味を持ち研究されるようになりました。
それと同時にメディアなどでも塩と血圧の関係性が話題として取り上げられるようになり、「塩の取りすぎは高血圧になる」という認識が世間に広まるようになりました。
その後の研究で塩と血圧が無関係であると示される
今は亡き高血圧研究で世界的に有名だった青木久三博士が上記の論文や同様の風潮に異論を唱え研究を行いました。
青木博士の結論としては、ネズミは高血圧で死んだのではなく、体液のバランスが崩れ塩の排泄ができなくなったために死んだとしています。
青木博士の研究の中では、高い濃度の塩を与え続けたネズミは併せて真水を与え続ければ、異常はなく死ななかったとしています。
また同じ研究の中で、真水ではなく濃度1%の塩水を与え続けたネズミは死んだという結果があります。
つまりは、塩を過剰摂取したとしても水を飲み正しく尿で体内塩分濃度を調整できれば高血圧にはならないということです。
真水ではなく塩水を与え続けたネズミが死んだ原因としては、血中のナトリウム濃度が高くなってしまい肝不全を起こしたためとされています。
塩はミネラル補給のために必要
人が生命を維持するためにはミネラルが必須です。
現代の人、特に日本人はこのミネラルが不足し様々な不調を起こしやすいと言われています。
そもそもミネラルって何?
ミネラルといろんなところで聞きますが、そもそもミネラルとは何なのでしょうか。
私たちの体の中には体重の4.35%ほどのミネラルが存在しています。
ミネラルとは炭素、酸素、水素、窒素を除く全ての元素がミネラルとされています。
元素は118種類ありますが、これから上記の有機質元素4種類と人工的に作られた元素を除いた88種類がミネラルになります。
このうち66種類が人間の体内に存在するミネラルとされており、主要なもので言うとカルシウムやナトリウム、またカリウムやマグネシウムなどが存在します。
ミネラルバランスが崩れると様々な悪影響を及ぼす
ミネラルは不足しても過剰でも、私たちの体に対して様々な悪影響を及ぼすとされています。
例えばカルシウムが不足すると筋肉の障害やイライラなどが生じ、過剰に摂取しすぎると肝臓障害や関節炎、結石等の不調を生じやすくなります。
また、ナトリウムが不足すると排泄障害や循環器系に異常をきたしたり、過剰に摂取すると動脈硬化やむくみなどが生じやすくなります。
その他、各ミネラルごとに不足した場合と摂取しすぎた場合の悪影響がそれぞれ存在し、何か一つのミネラルのバランスが崩れただけで何かの不調を発する可能性があります。
皆さんが悩んでいる今の慢性不調はもしかしたらミネラルバランスが崩れたことが原因かもしれません。
日本人はミネラルが不足している
現代の日本人は普通に生活するだけではミネラルが不足しやすいと言われています。
日本の土地は海外と比べ火山灰地のためにミネラル分が少ないとされ、日本の土地で育つ野菜や果物、また日本の土地から得られる水はミネラルが少ないと言われています。
さらに最近では農薬で土地も痩せてしまい、昔と比べて野菜や果物から得られるミネラル分はさらに少なくなっています。
また、今私たちがスーパーで買える塩の多くは精製塩です。
精製塩は下記で紹介しますが、いわゆるミネラル分を除去された塩になります。
スーパーで買える塩だけでなく、私たちが飲食店で食べる食べ物に含まれている塩もほとんどが精製塩です。
つまり、私たちが日頃口にする塩のほとんどはこれらの精製塩であり、ミネラルを補給するために1番適しているとされている塩からはミネラルは一切補給できていないことになります。
悪い塩と良い塩が存在する
ミネラルを含む塩を摂取しようとしても、塩にも品質があるため良いものを選ばないといけません。
良い塩の定義は「ミネラルバランスが整った塩」になります。
海塩が一番ミネラルバランスが取れている
塩は大きく分けて3つあります。
海の塩から得られる「海塩」、山で採れる「岩塩」、湖で採れる「湖塩」の3つです。
これら3つの中で1番ミネラルバランスが良いとされているのが海塩です。
岩塩、湖塩もミネラルを含んでいますが、海塩のミネラルバランスにはかないません。
さらに海塩といっても様々な種類がありますが、良い海塩と言って良いのは近隣の環境汚染がなく大自然の中で取れる海塩が良いとされています。
日本で言うと沖縄付近で取れる海塩が1番良いです。
精製塩は避けた方が良い
塩にも製法があります。
海塩の製法は3つあり、天然海塩、再生加工塩、化学塩があります。
天然海塩は海塩を塩田にて太陽の光と風によって塩の結晶にするもの。
再生加工塩は日光によって乾燥させた海塩を平釜にて煮詰めて塩を作るもの。
最後の化学塩は、別名、精製塩とも呼ばれ、日光によって乾燥させた海塩をイオン交換膜によって塩を作るもの。
中でも精製塩は避けた方が良いです。
精製塩は精製する過程で海塩に含まれているミネラルが除去されてしまい、成分の99%以上が塩化ナトリウムになってしまいます。
塩を摂取する1番の目的であるミネラルがなくなってしまうので、海塩と言えど精製塩になってしまったのであればミネラル補給の役割を果たしません。
私が摂取しているオススメの塩「ぬちまーす」
私はアトピー性皮膚炎を患ってから、塩の摂取の大切さを知り、毎日海塩を補給しています。
私が摂取している使用は、以下の沖縄の海で取れる「ぬちまーす」という塩。
ぬちまーすは世界一ミネラルの種類を多く含むしようとしてギネス登録されています。
アトピー性皮膚炎にオススメの塩として、韓国で得られるキパワーソルトかぬちまーすのどちらかがオススメという話を当時Webで調べましたが、ミネラルの種類がギネス登録されていることと、私が沖縄自体好きなことからぬちまーすを選んで使用しています。
ぬちまーすは精製塩ではなく常温瞬間空中結晶製塩法という特殊な製法を用いており、ミネラルが豊富だけでなく、通常の塩よりきめ細かいパウダー状となっており様々な食事になじみやすいです。
私のぬちまーすの使い方は2種類。
お湯に溶かしてミネラル補給
1つ目は今でも続けていることですが、朝コップ一杯(200ml)のお湯に小さじ1杯程度のぬちまーすを溶かし飲むこと。
ぬちまーすは普通の塩と違い、そこまでしょっぱさは強くなく、まろやかな味わいで美味しく飲めます。
私は当時、毎日の体のだるさと疲労感を感じており、アトピー性皮膚炎と並行して1つの悩みとなっていました。
疲労感に効果があるとされる様々な対策を行ってみましたが、どれも納得いくような効果を得られず歯がゆい毎日を送っていましたが、このぬちまーすを摂取したら本当に驚く効果がありました。
ぬちまーすを溶かしたお湯を飲んだ初日から、頭が回るようになり疲労感がかなり消えました。
色々なことにやる気が出て、活力も湧いてきます。
私の体のだるさや疲労感はミネラル不足だったんだなぁと思いました。
この時を機にミネラルは大切だと感じ、毎日コップ1杯のお湯に溶かしたぬちまーすを飲み続けています。
肌に塗ってアトピーの痒み対策
もう一つの使い方として、アトピー性皮膚炎に苦しんでいた時代に皮膚に直接塩水を塗っていました。
アトピーの患者の方の多くは共感できるかと思いますが、海水浴をすると痒みが軽減する不思議な効果があります。
これは塩が持つ浸透効果によるものとされています。
通常、塩水が真水と触れ合うと両者が同じ濃さになろうとする原理が働きます。
皮膚の表面に塩水がつくと、同じ原理で体内の細胞から塩水の方へ水分が出ていこうとします。
この時に皮膚のかゆみを誘発する菌も同時に肌の外に追い出されることにより、かゆみを軽減してくれると言われています。
この海水浴効果を利用して、お風呂で塩水を作り体に塗りこむ方法がWeb上でいくつか紹介されています。
私もこれを調べぬちまーすを用いて塩水を作りお風呂の時に体に塗り込みました。
アトピー性皮膚炎がひどい時代は、シャンプーもボディーソープも石鹸も使っておらず、代わりにこのぬちまーすを溶かした塩水を頭皮から足のつま先まで体全体に塗りこむことになります。
ぬちまーすはコップ1杯(200ml)に大さじ一杯程度。
この塩水をお風呂にて体全体に塗りこんだら、他の方の口コミ通り、お風呂上りの体の痒みが不思議と軽減します。
一番の驚きは、塩水を塗り込んだ肌がスベスベになること。
当時、肌がガサガサで傷だらけだったのですが、その状態でも傷以外のところはすぐにスベスベになったので驚きました。
毎日繰り返すことで体の赤みも徐々に軽減していきます。
この方法の注意点としては、塩の濃度を濃くしすぎると、傷にかなりしみますので注意が必要です。
ぬちまーすは他の使用と比べ、マイルドでしみにくいのですが、量を多くしすぎると結構しみますので、適量使用が大切です。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は塩のミネラルの大切さを紹介しました。
上記の話は、細川順讃氏の”からだに「いい塩・悪い塩」”という本を読んで参考にさせてもらっています。
もっと詳細な話が知りたい方は、かなりわかりやすい内容で参考になる話ばかりが書かれているので読んでみるといいと思います。
その本の中にもアトピー性皮膚炎に対しての塩水塗り込みがオススメとして紹介されており、アトピーの患者には結構効果があると思いますのでぜひ試してみて下さい。
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