ギーバターは栄養素が豊富でアレルギー体質でも問題なく摂取できる【乳糖、カゼインフリー】

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こんにちは。
アサノパパです。

先日の記事で、牛乳で調子が悪くなる人向けとしてカゼインフリーのキャメルミルクを紹介しました。

⇒牛乳で調子が悪くなる人は栄養満点なキャメルミルクがオススメ【カゼインフリー】

そして今回は、同様にカゼインフリーで栄養価が高いギーバターを紹介します。
キャメルミルクもそうですが、このギーバターもアトピーがひどかった時代にお世話になりました。

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ギーバターとは?普通のバターと何が違うの?

ギーバター

ギーバターとはグラスフェッドバターというものを熱して乳糖やカゼインを全て除去したバターのことです。

ギーバターの原料グラスフェットバターとは

ギーバターの説明前にグラスフェッドバターとは何かを説明しないといけないですね。
普通のバターとグラスフェッドバターの違いは牛が食べていた餌の違いになります。
普通のバターは一般的な穀物を主に食べて育った牛の牛乳から作られるものに対し、グラスフェッドバターは自然の牧草のみを食べて育った牛の牛乳から作られるものです。
ちなみに、グラス(grass)は牧草という意味、フェッド(fed)は与えられるという意味です。

通常のバターは過剰摂取が人間の体にあまり良くないとされている飽和脂肪酸を多く含んでいます。
飽和脂肪酸を多く摂取しすぎると、血中コレステロールが増加してしまい、循環器系を主に様々な健康面のリスクが懸念されます。
飽和脂肪酸は肉や乳製品など私たちのいつもの食事に多く含まれており過剰摂取が起こりやすいのです。

しかしグラスフェッドバターは通常の食事では摂取しにくい不飽和脂肪酸も多く含んでいます。
よく「オメガ3を摂取して悪玉コレステロールを下げろ」なんて話を聞くと思いますが、このオメガ3が不飽和脂肪酸に当たります。
通常のバターではなくグラスフェッドバターを摂取することで、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸との摂取バランスを確保しやすく健康に良いとされています。

また、グラスフェッドバターには牧草に豊富に含まれているビタミン類やカロテノイドなどの栄養素が豊富に含まれています。
通常のバターには含まれないような栄養素が補給できるので、健康面で様々な嬉しさがあるバターになります。

ギーバターはさらに乳糖、カゼインをフリーにしたもの

ギーバターは上記のグラスフェッドバターを加熱したものです。

栄養素は上記で説明したグラスフェッドバターと同様、ギーバターはこれに加えて日本人が苦手な乳糖やカゼインを完全に除去しているという点が優れています。
アメリカの有名な雑誌Timeでは、ギーバターを世界で最も健康的な食品50のうちの1つとして紹介しています。

多くの日本人はラクターゼという乳製品に含まれる乳糖を分解する酵素が少ないとされています。
これを「乳糖不耐症」と呼びますが、乳糖不耐症が乳製品を多く摂取するとお腹を痛めたり下痢を起こしたりします。

またカゼインは以前の記事で説明した通り、腸内の粘膜を破壊し腸に溜まった老廃物を血液にそのまま流してしまい様々な病気を発症します。
これを「リーキーガット症候群」と呼びますが、アトピー性皮膚炎や喘息の原因であったりします。

日本人にとってこれらの乳糖やカゼインは難敵であり、ギーバターはこれらを完全に除去していると言う点で、アレルギー体質の方にとってはかなり嬉しいバターであります。

実際にギーバターを食べてみた

30歳を少し過ぎたあたりでかなりアトピー性皮膚炎がひどくなった時期があります。
もともとアレルギー体質であることがわかっていたため、様々な食事制限の1つとしてこのギーバターを摂取していたことがあります。

購入したギーバターは以下の商品。

開けて中身を見てみるときれいな濃い黄色をしていて、バターが濃縮されている感じがします。
もともとのグラスフェッドバターも牧草のみを食べて育ったことから黄色が濃いバターなんですが、ギーバターはこれを加熱しているためさらに濃縮な黄色となっています。

よくギーバターを使った食べ方としてバターコーヒー(完全無欠コーヒー)が有名ですが、私はブラックコーヒーが好きなのでバターコーヒーとしてはあまり使っていませんでした。
そのかわり、オートミールで作ったパンケーキにギーバターを溶かして食べていました。

ギーバターの味の感想としては、通常のバターのようにバターの美味しい風味はそのまま。
あまりくどくなくあっさりしている感じがあります。
臭みも全くなく、べとべとした感じも少なく口当たりも良いです。

ギーバターは通常のバターに比べて融点が高く煙が出にくいので料理に適しているみたいですね。
確かにパンケーキを焼くとき、煙があまり出なかったり焦げにくかった記憶があります。

そして、ギーバターを摂取してアトピーが治ったかと言うと、残念ながらギーバターのおかげで治ったわけではありません。
アトピーの原因は複雑であり、特にカゼインや飽和脂肪酸だけが悪さをしていたわけではないという事ですね。
ただし、ギーバターを摂取してアトピーがひどくなったという事は全くなかったので、健康的に悪い要素は1つも感じませんでした。
摂取したのも割と短期間だったので、もっと継続的に摂取すれば目に見えた効果が実感できたかもしれません。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は、アレルギー体質の方にもオススメのギーバターを紹介しました。
ギーバターの難点としては価格が高いという事。
通常のバターに比べて5倍から10倍ほど価格が高くなるので、いくら健康に良いとは言っても毎日のように継続摂取はなかなか難しいです。
もし通常のバターが健康上の理由で摂取できない方は、通常はバター自体の摂取を控えつつ、たまにバターを使った食品を食べたくなったときにギーバターを使う程度が良いかもしれません。

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